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February 21, 2023

独創的マジック

 

Systematicは同社の戦闘実績のある戦闘管理ソフトウェアと様々な無人システムとのスキル統合を試みてきました。

 

Systematicでは、あらゆる分野に渡る有用性と統合を改善する継続的な取組の一環として、ユーザーのインテリジェンス、監視、偵察(ISR)資産をSitaWareソフトウェアにシームレスに統合できるよう、様々な無人航空機(UAV)を試験してきました。

ビデオ画像から電子センサーの出力に至る、無人センサーから得られたデータを共有することで、厳しい環境下でパトロールする部隊や、敵と接触する部隊を支援する直轄部隊に対して作戦室で指示する指揮官にとって重要な差異をもたらすことができます。センサー出力の迅速な伝達によって、作戦計画作成にも役立ち、指揮官が適切な資源を確実に配置でき、部隊の動きを支援するための火器やセンサー等といった支援資産等が利用可能であることを確認できます。

負荷の軽減

Systematicとの統合を試したプラットフォームの一つがFLIR Black Hornet PRS nano-UAVです。この小型の携帯型UAVは地上の兵士に対して状況認識を即時に提供します。電気光学センサーおよび赤外線センサーは、より大型のUAVや無人地上車両(UGV)と同等の状況認識を提供でき、生中継や高解像度(HD)の静止画をオペレーターに返送できます。この重さわずか33グラムのシステムは飛行時間が25分で、壁越しに中を覗いたり制限のある環境に配置されたときに、地上部隊に対してかなりの戦力増強ツールとなり得ます。

Systematicのエンジニアによる試験では、Black Hornet PRSによって生成されたインテリジェンス・フィードがSitaWareスイートに直接配信され、SitaWare Headquartersや車載SitaWare Frontline、地上プラットフォームであるSitaWare Edgeの利用者がフィードに容易にアクセスできました。

数多くのBlack Hornet PRSの主要ユーザーがSitaWare FrontlineやSitaWare Edgeも使用することで、プラットフォームの出力をBMSにシームレスに統合できることが確認でき、部隊が既存のUAVシステムのインベントリを継続して使用できるという確認に役立ちました。

プラットフォームをサポートするために必要な追加のソフトウェアエンジニアリングの工数を削減でき、同時に、冗長に実装された機能を削減できるので、つまりBMSおよびUAV制御システム用のソフトウェアも相対的に簡素化できます。これにより、ソフトウェアはそれぞれの機能に集中することができ、作戦をサポートするのに必要なハードウェアを増やす必要がありません。

相互運用性を促進する標準

エンジニアリング関連の標準および通信関連の標準の役割は、インテリジェンス・フィードを広範なC4ISRスイートに容易に統合できるようサポートすることであり、特に、アジャイルで柔軟なオープン・アーキテクチャの支援があれば、他のプラットーフォームやシステムとも容易に統合できます。SystematicがSitaWareスイートとの統合を図った他のUAVには、Insitu ScanEagleやTextron Systems Shadow等があります。

センサー・システムが追加されるプラットフォームの数は上空、海上、地上で増加しており、それらの出力がインテリジェンス顧客に配信される速度が作戦の成否を分ける主要な差別化要因となっています。プラットフォームとシステムの間の互換性や相互運用性を確保することで、作戦の全体コストを低減できます。必要なソフトウェアを実装する際にCMMI5等のソフトウェア工学の実践に従うことで、作戦のリスクを低減し、それによって能力の差異が生じたり、運用コストが超過したりする可能性を減らすことにも役立ちます。

 

For more information contact Charles Forrester, Communications Manager (Defence), at [email protected].