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February 28, 2023

現代の指揮システムで相互運用性が重要な理由

コミュニケーションはあらゆる軍事作戦で最も重要な側面です。この法則は戦闘のみならず、トレーニング、計画、ロジスティクスやその他の数多くの機能についても当てはまります。効果的なコミュニケーションを維持することは単独の指揮命令組織でさえも十分困難ですが、複数の言語や文化の相違を特徴とする連合軍の状況における課題の方がはるかに大きいです。

US soldier using a laptop

米国と日本はそのような連合の一つです。日米関係は、日本やその他の国の領土保全はもちろん、アジア太平洋地域全体に渡るサポートと保護の基礎となっています。今日私たちが経験しているような地政学的緊張が高まる時代において、日本と米国は緊密に連携して防衛の備えを最高水準に維持しなければなりません。つまり、あらゆるレベルの関与において通信を継続的に改善していかなければならないということです。

もちろん現代の通信はデータ駆動型であり、書面や口頭での情報交換にとどまらず、広範な情報共有及び分析を含んでいます。もともと、これには様々なシステムやプラットフォーム間での大規模な相互運用性が必要であり、残念ながら、複数の組織間にまたがって必ずしも存在するものではありません。

データ・インフラストラクチャは相互調整されていない状態で実装されていることが多く、より広い指揮組織へ貢献する必要性というよりは、即時的な目的に応じて展開の意思決定がされています。

相互運用性の構築

こうした状況での負担を軽減し、全ての通信インフラストラクチャを網羅する互換性をもたらす方法が数多くあります。例えば、すぐに使えるプラットフォームは独自仕様のシステムよりも高いレベルの相互運用性を提供します。多くの民生の既製のソフトウェア・ソリューションには相互運用性の実績があり、それだからこそ、世界中の数多くの軍隊で広く利用されているのです。

直感的なインタフェースとプロセスを使用することもトレーニング時間の削減や全体的な運用コストの低減につながり、レガシー環境と容易に統合できて高度にカスタマイズされた機能を展開できる、柔軟でオープンなソフトウェア・ソリューションを展開することができます。

しかしながら、全体的には、相互運用性があらゆる将来のシステム設計における中心的な基準とならなければなりません。これが、作戦状況の見通しを共通かつ容易に理解できる最良の方法なのです。相互運用性が最大限に達すると、情報は民主化され、全ての運用者、意思決定者、ステークホルダーたちが容易に共有でき、同時に、共有すべきでないあらゆるデータを制御する能力を保つことができます。

また、相互運用可能な環境は複数の多様な情報源からデータを取り込むことに長けており、さらにその情報を分析し、他の人が容易に取り込めるような方法で提示します。情報を単一のガラス面に集約して表示することで、マルチドメインの兵力が戦術状況図をより良く理解し、調整された応答を実装することができます。

Soldier with a tablet, a picture of a helicopter and someone at HQ

相互運用性の構築

こうした状況での負担を軽減し、全ての通信インフラストラクチャを網羅する互換性をもたらす方法が数多くあります。例えば、すぐに使えるプラットフォームは独自仕様のシステムよりも高いレベルの相互運用性を提供します。多くの民生の既製のソフトウェア・ソリューションには相互運用性の実績があり、それだからこそ、世界中の数多くの軍隊で広く利用されているのです。

直感的なインタフェースとプロセスを使用することもトレーニング時間の削減や全体的な運用コストの低減につながり、レガシー環境と容易に統合できて高度にカスタマイズされた機能を展開できる、柔軟でオープンなソフトウェア・ソリューションを展開することができます。

しかしながら、全体的には、相互運用性があらゆる将来のシステム設計における中心的な基準とならなければなりません。これが、作戦状況の見通しを共通かつ容易に理解できる最良の方法なのです。相互運用性が最大限に達すると、情報は民主化され、全ての運用者、意思決定者、ステークホルダーたちが容易に共有でき、同時に、共有すべきでないあらゆるデータを制御する能力を保つことができます。

また、相互運用可能な環境は複数の多様な情報源からデータを取り込むことに長けており、さらにその情報を分析し、他の人が容易に取り込めるような方法で提示します。情報を単一のガラス面に集約して表示することで、マルチドメインの兵力が戦術状況図をより良く理解し、調整された応答を実装することができます。

エンドツーエンドの通信

このレベルの認識と調整は、計画から実行に至るまで、作戦の全フェーズに渡って必要です。統合されたマルチドメインの作戦行動要素をサポートし、ハードウェアおよびシグナル非依存性を提供し、スケーラブルで、自己修復機能があって拡張可能なプラットフォームは、今日でもまだ使用されている静的で自己充足型のプラットフォームに比べ、将来の関与において運用性がはるかに優れています。

SystematicのSitaWareシステムはこうした機能やその他を全て実証しています。まず始めに、SitaWare HeadquartersFrontlineEdgeの各サーバーと指揮ポストコンピューティング環境(CPCE)との間での相互運用性はSitaWare Headquarters Communication (SHC)プロトコルを使用することで、すぐに利用可能です。これにより、すべてのパートナー間での高度な共通理解が即座に進み、誰でも同じ情報が見える状態となります。

Systematicは、昨年10月の最近の2022 AUSA博覧会で真の連合相互運用性の姿を示しました。Systematicのデモは3台のサーバーを使用しました。1台目のサーバーはSitaWare HQを使用して統合任務部隊を再現し、2台目のサーバーはCPCEに接続されている第25歩兵師団を再現、3台目のサーバーはSitaWare HQを使用してオーストラリアの第7師団を再現しました。

この3台のサーバー間でリアルタイムのデータがシームレスに交換され、両師団を互いに接続、そして統合任務部隊に接続しました。さらに、このデータの相互運用性は、SitaWare Edgeにも拡張され、2師団1部隊と、再現された戦場の戦車や地上兵士を接続しました。

またこの共有機能は、CPCE内のレガシー・システムにも拡張し、SitaWareのSmart Filtersによって監視されます。これにより、任意の特定データセットの所有者は統治方針を確立し、何を共有したいか、またそれをどのように共有するかを正確に決定することができます。

作戦の観点から見ると、SitaWare HQにより、計画から実行に至るまでの全ての連合パートナーのシームレスな統合が可能になります。全ての適切な指揮レベルで情報を共有できるだけでなく、システムに搭載されているメータリング機能で、どのグループにどの情報が適切かを決定するのを支援します。SitaWareスイート内の多数のアドオンも、連合軍全体に渡るマルチドメインの作戦行動要素を統合し、海事や消火活動等の要素を取り入れることができます。

日本には世界の中でも最も洗練された自衛隊がありますが、米国等といった国と強力なパートナーシップを維持してアジア太平洋地域におけるパワー・バランスを維持しなければなりません。これには、対応する武装部隊間のあらゆるレベルの相互連絡において回復力の高い通信が必要です。

米軍と日本の自衛隊との間の強固な連携は、こうした取組にとって極めて重要であり、SitaWareプラットフォームを通じて達成可能です。

 

詳細情報については こちらへ、またはSystematicのデモについてお問い合わせください。

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